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脳内世界地図ミクロ -楡井ズム増刊号-

 
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即興詩篇

『炎喰い鳥の碑文』

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 御越し遊ばせ 残暑干からびた故郷へ
 合言葉は 平和 門を開けましょう 必ずや波形の明星に怨みひとつ

炎天下 密室の色彩の罠
灰色の一画に薔薇が咲いて 狩人が摘んでいく 爪を真っ紅にして
万華鏡 繊細な委員長の重圧に似て
休暇明け変化した座席表 声荒げて殴打され 大人がひとり町から消えた

御疲れでしょうと女将が 濡れた撫で肩の
押入れのなか覗いてばかりは困ります 肌蹴た臙脂の単 せめてこちらもと
寝て起きた 氷床の祠 溶けてなくなった夢
敷衍の余波 びくついた瘴気 三男像 聳える丘は不毛 稲妻龍の宿

 誰もが災いと呼ぶでしょう 暮らしからすれば我が儘と 営みからすれば若気の至りだと いいえいいえ 抗いなのです
 素知らぬ顔をする夏と 八方美人の秋冬と春 とどのつまりは 居場所がないのです

岸辺で舞う人あれば 櫓のそばで乱れる人あり
絵心がないので再現はできませんが 盲でもないので確りと憶えております 
妹の証言 光る蟲を見つけたと十も歳下の舌禍 お陰で失いかけた平均台

上履き隠され 机のなか 代わりに潜むのはダルメシアンの糞 
無作為に鼻腔から脳を吸う悪霊 洟の樹液 舐めにくる甲虫
脳みそめいた麦藁帽子に刺した風車 我々は 更に我々はと唱う

 誰もが災いと呼ぶでしょう 知り尽くしているから赤裸々と 縁も気炎もなく墜落す炎喰い鳥 きゑきゑ 何故鳴き止まずに
 素知らぬ顔をする夏と 天衣無縫の四季に倣う 羽根毟られてもなお何故に泣き出さずに阿呆阿呆
 誰もが災いと呼ぶでしょう 暮らしからすれば我が儘と 営みからすれば若気の至りだと いいえいいえ 抗いなのです
 素知らぬ顔をする夏と 八方美人の秋冬と春 とどのつまりは 居場所がないのです

 御召し遊ばせ 絵日記忘れた墓標で
 合言葉は 平和 天を割りましょう 星霜を費やした宴が盛り上がる時間帯
 されど とどのつまりは 居場所がないのです





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